ホワイトデーに託す“ありがとう”。お返しは、想いをカタチにする魔法

ホワイトデーに託す“ありがとう”。お返しは、想いをカタチにする魔法

3月14日。
春の香りが少しずつ街に広がり始めるこの季節、ホワイトデーは静かにやってきます。

「もらったから、返す」――そんな義務的な日だと思っていた自分がいた。
でもある年、ある人のお返しが、私の考えを変えてくれたんです。

きっかけは、たった一枚の手紙

それは、会社の後輩に渡した、ほんの小さなバレンタインチョコ。
「いつも頑張ってるから、応援してるね」
そんな気持ちをこめた、手作り ガトーショコラでした。

そして迎えたホワイトデーの日。
彼から返ってきたのは、シンプルな白い封筒。
中に入っていたのは、丁寧な字で書かれた手紙と、私の好きな紅茶のセットでした。

「あの日のチョコ、嬉しかったです。
実はその日、仕事でうまくいかなくて…
でも、先輩のひと言が救いになりました。
ありがとうって、言いたくて」

泣きそうになりました。
たった一つの贈り物が、誰かの心を温め、
そしてその気持ちが、こうしてまた戻ってくる。

ホワイトデーは、想いを贈り返す日

バレンタインが「愛や感謝を伝える日」なら、
ホワイトデーはその想いをちゃんと受け取ったよ、と伝える日

これは「ただのお返し」じゃない。
気持ちをカタチにして贈り返す、心のリレーなんです。

この文化は日本で生まれた独自のもの。
1980年代、製菓業界が「お返し文化」として広めたのが始まりだと言われています。
当初は“マシュマロデー”とも呼ばれ、マシュマロを返す日だったそう。
それが時代とともに、クッキー、キャンディー、アクセサリーやお花など、
多様な“気持ちの贈り物”へと進化してきました。

贈り物より、大切なこと どんなプレゼントよりも、「あなたのことを考えながら選んだよ」 という気持ちが、一番の贈り物。

実は、最近の調査では「一番嬉しいホワイトデーの贈り物は何ですか?」という問いに、
約3割の女性が「手紙やメッセージ」と答えています。

高価なモノじゃなくていい。
あなたが、相手のことを大切に想っている。
その心の温度が伝われば、それが一番うれしい。
「ありがとう」は、人生を照らす光

もし、バレンタインに誰かから何かをもらったなら、
ホワイトデーはあなたの出番です。

「ありがとう」「嬉しかったよ」「これからもよろしく」

言葉にしにくい想いを、贈り物というカタチにのせて届けてみませんか?
それはきっと、相手の心にそっと火を灯す。
そして、また次の誰かを温めていく。

ホワイトデーは、想いが巡る美しい日。
今年は、あなたの言葉で誰かを幸せにしてみてください。

ほな、またな♨️ by 天ちゃん師匠&古ちゃん

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